たべる 福井のおすすめスイーツ(2018年5月)

2018.05.24【特集】作って楽しい、食べて美味しい! ときめきいっぱいアイシングクッキーの世界。

――西岡さんのアイシングクッキー、すごく可愛いですね!目移りしてしまいます。個人的には口紅とかのコスメの絵が描かれたクッキーがすごくオシャレで好みです。ドライフラワーのデザインも初めて見ました。食べるのがもったいない……。

 

ありがとうございます、でも存分に眺めたら食べて下さいね、ちゃんと美味しいので(笑)。

カラフルなお菓子っておいしくないイメージがあると思っていらっしゃる方も多いと思うのですが、そういう人を「え、美味しい!」ってびっくりさせたいというのもモチベーションの一つなんです。

 

――西岡さんは、いつからアイシングクッキーの先生をされているのでしょうか?

 

講師の資格を取ったのは平成26年なので、今から4年前ですね。

もともとずっと調理畑でして、高校を出て調理の専門学校に入り、卒業後はレストランやカフェで働いていました。

 

結婚、出産を経ても割とすぐにカフェの勤務に復帰して、講師資格を取ってからもレストランやカフェでの勤務をしながら並行してアイシングの教室を開いていました。

 

――子育てしながら、すごいですね。福井の女性は働き者だと言いますが、西岡さんも例に漏れない……。

 

ある意味、それくらいアイシングクッキーの魅力に自分がハマったということかもしれません。

アイシングクッキーでしか表現できない可愛さや、「えっ!こんなデザインもできるの!」とか「これ食べられるの?!」という驚きって、あると思うんですよ。それをもっともっと追求していきたいなと思っていて。

今は生徒さんにその楽しさを伝えられた時にすごくやりがいを感じますね。

今は講師として教室を開いているのみですが、子供が独立したら自宅をカフェにしたり、アイシングクッキーの販売のルートを拓いたりしたいなと、夢が尽きません。

――本当にアイシングクッキーが大好きなんだなというのが伝わってきます。今は二人のお子さんを育てながら働かれている西岡さんですが、同じように福井で働く女性たちにメッセージをいただけないでしょうか

 

昔よりは女性が働きやすい社会になったとは思いますが、まだまだ不十分なところもありますよね。

結婚、出産のときや、子供がいる場合は子供の成長に合わせて働き方を変えなくてはならず、そのたびに迷ったり悩んだりすると思います。

でも、そういうときに何か一つでも好きなことや、生きがいを感じられることがあると、ずいぶん違うと思うんです。私にとってはそれがお菓子作りでした。

どんなに夜泣きがひどくても、育児や仕事でヘトヘトでも、夜な夜なお菓子を作ることでストレスが発散でき、毎日が充実しました。

レッスンに来ていただく生徒さんにも、そんな小さな充実感を提供できたらなと思っています。

 

――今まさに日々奮闘している女性たちの胸に響くメッセージだと思います。今日は本当にありがとうございました。

 

 

季節のテーマでデザインを変え、レッスンを開催している。個人レッスンも受け付けており、本人のチャレンジしてみたい技法やデザインに応じて内容を組み立てている。

 

 

取材・執筆 吉田 郁

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2018.05.15【特集】ココロもカラダもほっとする、癒しのお菓子を届けたくて。

――「がとーど・ちか」のお菓子、SNSなどでも事前に拝見していたのですが、「優しい」という印象を抱いていました。もちろん「美味しそう」でもあるのですが、どことなく家庭的で、作り手の手のあとがまだ残っているかのような。

 

ありがとうございます。心も身体も癒されるようなお菓子を作りたいと願っているので、あたたかみを感じていただけたのならうれしいです。

 

――癒される、がテーマのお菓子づくりとのこと。これは開店当初からのテーマだったのでしょうか。

 

そうですね、お店を始めた頃から材料や製法にこだわり、食べた人がほっとできるようなお菓子づくりを目指していました。ただ、現在のほうがそれをより強く意識して作っていると思います。もともと、お花の先生をしている母の生徒さんにお茶菓子として私が手作りのお菓子を出していたところ、だんだんとそのお菓子のファンになってくれる人が増えて、だったらお店を開いて直接買ってもらえるようにしようという経緯で「がとーど・ちか」は始まりました。流れみたいなものがあったんですよね。ところが最初は順調だったのですが、二十代後半から体調を崩すことが増えて、思うように働けなくなってしまったのです。仕事内容も縮小し、 ケーキは常時店頭に置くのではなく予約販売に制限していた時期もありました。

 

 

「カットケーキの販売日には何種類ものケーキがショーケースにずらりと並び、多くのお客様でにぎわう。今後は福井県産の材料を使用したお菓子の販売も予定している。」

 

 

――そうだったんですね……。若くしてお店を持って、心身ともに頑張りすぎてしまったのでしょうか。

 

なぜこんなにしんどいのか、原因がわからなくて、結局何年もの間苦しみました。でも4年前にやっと病名がはっきりし、橋本病(※)だとわかりました。

(※)橋本病……慢性甲状腺炎。病気が進行し甲状腺ホルモンが不足すると、無気力で疲れやすくなる、声が枯れる、心臓の動きが悪くなるなど日常生活に大きな影響が出る。

 

――橋本病ですか。全身がすごく重く感じられたり、頭がぼーっとしたり、とてもしんどい病気だと聞きます。私の友人にも何人かいます。

 

女性に多い病気なんですよね。ただ、橋本病だとわかってからは適切な治療もできましたから、体調も徐々に回復し、子供も授かることができました。ケーキの販売も毎日とはいきませんが、現在は月に何度か、日を決めておこなえるまでになりました。さらに今は食物アレルギーのあるお子さんでも安心して食べられるようなお菓子のラインナップを増やしたり、クッキーの着色を野菜の粉でおこなったり、グルテンフリーや米粉のお菓子に挑戦したりと、一層身体にいいものを追求しています。こうやって思いが強くなったきっかけは、自分の病気だったと言えるかもしれませんね。

 

「米粉のロールケーキ」

 

 

――ご自身の身体や病気と向き合って生きていく中で、身体や心を芯からいたわることがテーマになっていったのですね。福井で毎日頑張っている女性たちには、ぜひ「がとーど・ちか」のお菓子を通して心身に癒しを摂って欲しいなと感じます。最後に、福井の女性たちにメッセージをお願いできますでしょうか。

 

福井県の女性たちは、家事、育児、仕事も全部全力でやって当たり前、自分がなんとか頑張らなくちゃという意識で暮らしている人が多いと思います。私もずっとそうでした。でも病気になってからは、「頑張りすぎない、周りに助けてもらう、たまには息抜きをする」。これが大事なんじゃないかなと思うようになりました。自分の好きなことを、楽しみながら続けていき、助けてくれる人に感謝を忘れない。そんな生き方ができれば、自分らしく輝き続けられるのではないかなと思います。

 

――本当にそうですね。ちなみに河合さんの息抜きは何でしょうか?

 

録画していたドラマを観る!嵐やB’zのライブに行く!これが最大のストレス発散ですね!あんまり休みがないのがつらいところですが(笑)。

 

――いいですね!ちゃんと息抜きらしい息抜きをされていて安心しました(笑)。これからも美味しいお菓子を長く作り続けていってくださいね。今日はありがとうございました!

 

取材・執筆 吉田 郁

 

「豆乳クリームのケーキ」

 

 

 

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