最近のシステムキッチンは昔と比べて、シンク下の収納部分が大きく、使いやすくなっています。
それに伴い、排水管の形状がコンパクトかつ複雑な構造に、また食生活も変化し油脂成分を摂取する食事が多くなったことで、排水管が詰まりやすくなりました。
特に詰まりやすい場所は、床下から立ち上がっている配管に接続されている“フレキシブル管”(ジャバラ状になっている配管)です。
使用状況にもよりますが、油脂成分が管内側の溝に少しずつ溜まり、早いと2年ほどで詰まってしまい、最悪の場合床上浸水状態になってしまうことも。
そこで、なるべく詰まりにくくするため毎日できる3つのことをご紹介します。
その①
油脂が付いた調理器具類は、洗う前にある程度拭き取る。
まず配管に極力油脂を流さないようにすることが大切です。
その②
油脂が付いている食器類を洗う際は、お湯を使用する。
油分は水よりもお湯の方が落ちやすいですし、お湯を使用することで配管内にも溜まりにくくなります。特に水道水温度が低くなる冬期には心がけたいポイント。
その③
食器等を洗い終わったら、2~3Lほどの水をバケツ等に溜めて、シンク内の排水口めがけて一気に流す。
流れが悪い場合は、配管が詰まりかかっている状態です。
また、以上の3点に加え、定期的にパイプ洗浄剤を使用することもおすすめします。
洗浄剤は市販のものでOK。
様々な種類がありますが、配管内の油脂に薬剤を絡めたいので、液状かジェル状(高粘度)のものを使用するとよいです。
毎日使うキッチンのこと。なかなか見えない部分も普段からお手入れしてあげることが大事です。
今回ご紹介した点を心がけて、長く気持ちよく使っていきたいですね。