特集「ふくいに生きる。ふくいで活きる。」(2018年12月)

2018.12.12【特集】くらしくふくいコラボ企画 × 学生による「福井で活きる素敵なお店取材!!」第三弾!

本日は、くらしくふくいにもコラムを連載いただいています八百屋テクテク・店主の酒井聖人さんにお話を伺いたいと思います!

 

 

 

 

-まず、くらしくふくいでの記事を拝見しました。

野菜の豆知識や旬の情報などを掲載されていますが、以前から野菜に詳しかったのですか?

 

 

(酒井)まあ…(苦笑) 以前は、県内スーパーで青果担当として働いていましたので、自然と野菜や果物のことは知るようになりましたね。

 

 

-なるほど。そうですよね。お仕事ですもの(笑)

そこからなぜ、自ら八百屋さんを開業することになったのですか?

(酒井)そうですね…。一番美味しい野菜をお届けしたいと思ったのが、お店をはじめた動機です。

例えば、これからほうれん草が旬を迎えます。ほうれん草は、鮮度の関係で地場産が一番美味しいのです。

しかしながら、スーパーさんは、県外産のほうれん草を販売していたりします。県外産のほうが安いからですね。

一方、八百屋テクテクが重きをおくのは、安さよりも美味しさ。ということで、地場産のほうれん草を扱っています。

また、ただ単に地場産だからというだけではなく、実は福井の農家さんというのは、とても野菜づくりがうまいんです。

でも、福井の野菜って、これが名産品で美味しいんだよ~ってもの、あまり思い浮かばないんじゃないのでしょうか。

福井に美味しい野菜があるのに、みんな知らない。

こういう現状があるので、「顔が見える野菜」「この生産者のこの野菜」を伝えたいと思っています。

 

大きなことを言いますが、社会的な使命感が大切だと思うんですよね!

社会の役に立つこと。そして福井の農業者の思いを伝えたい!といった感じですかね(苦笑)

 

 

-素晴らしいです!感動しました!私も野菜のことあんまり知らず普段生活しています。

そんな背景があることもですが、野菜の旬もほぼ知らないような…(苦笑)

 

 

(酒井)多くの方がそうだと思います。例えば、野菜って魚や肉と違って、収穫した後も生きているんですよ。

なので、根から切り取られても自身の栄養素を少しずつ吸収し続けているから、栄養素は減ってしまうんです。

-え!確実に知らなかったです(笑)

 

 

(酒井)福井の方々もまだまだ、野菜の知識や情報だけでなく、福井には美味しい名産野菜や果物、そしてそれを栽培している素晴らしい農家さんがいることも知らない方が多いと思います。

 

 

-はい。 知らないです…。

 

 

(酒井)これはご存じかもしれませんが、福井県は野菜の購入額が低い県なんですよ。

 

 

-えーー!!意外です!だってスーパーにもいろんな野菜売ってますし、実際野菜を食べない日なんて無いじゃないですかあ?!

 

 

(酒井)福井は共働きの多い県っていうのは聞いたことありますよね。 なので、惣菜などの購入率は高く、調理の必要な野菜はどうしても買う頻度は少なくなるようです。

 

 

-なるほど~。納得です。では、酒井さんは、今後どうしていきたいとお考えですか?

 

 

酒井)はい。農家さん・生産者と消費者を繋ぐパイプ役になれたらと思っています。先ほどもお話ししましたが、福井県には多くの素晴らしい生産者さんがいます。

栽培時季や旬、栽培方法、方針、そして人柄、本当に熱心で真剣に農業に取り組んでいる方々の栽培した野菜や果物を、飲食店や消費者に届けたいと思います。

実際、飲食店さんや消費者の中には、知らなかったり、伝手がないだけで、そういった生産者さんの作ったものを欲している人は多くいます。

 

 

-そうですよね。どうせなら、私も知っている人が作った安心安全な野菜が食べたいです。

 

 

(酒井)はい。もちろん顔の見える、安心安全な野菜が一番です。ただ、無農薬だから良いというわけでもないんですよ。この話をしだすと長くなりますので…(苦笑)

そうなんです。こういったお話しを飲食店さんやお客さんと面と向かってお伝えしたいんです。

 

 

-素晴らしいと思います! だけど…酒井さん一人でって、とても大変なことなのでは…と…。

 

 

(酒井)そうなんです。現在も店舗営業は土日のみで、平日は農家さんや飲食店さんへの営業活動を行っています。

もちろん。やりがいはありますが、理解してもらい取引をさせてもらうのには時間もかかります。でも、長いお付き合いをしていきたいですし、本当の思いを知っていただきたいので…(笑)

そして、最終的には、スーパーなどの量販店で、安い野菜とこだわり野菜の両方を置いてもらい、消費者に選択してもらえて、もっともっと野菜や果物を食べていただけるような環境にしていきたいと思っています。

そのためには、消費者にも上手な野菜の選び方や知識も知ってもらえるような取り組みも行いたいなと…。

みんなが、良い野菜、体に合う野菜を食べてもらえるように、野菜のことをもっともっと広めていきたいと思います。

-感動しています!! ただただ…感動しています!

本日は、とっても為になるお話しをお聞かせいただき、本当にありがとうございました。

 

 

八百屋テクテク酒井さんにお会いし、見た目の印象もですが、話し方も丁寧で物静かな優しさの溢れる方でした。

が…その想いは熱く、ただ熱いだけではなく、実際取り組まれていることに共感でき、感動しました!

酒井さんの志しが実り、現実になることを願っています。本当に貴重なお話しを伺うことができました。

 

https://www.facebook.com/yaoyatekuteku/

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2018.12.10【特集】くらしくふくいコラボ企画 × 学生による「福井で活きる素敵なお店取材!!」 第二弾!

本日は、テリフリのオーナー二木繁樹さんにお話を伺いたいと思います!

 

 

 

 

-お店に入った瞬間からこだわりを感じられるお店ですね! まずは、お店をはじめられた経緯をお聞かせいただけますか?

 

 

(二木)そうですね。もとは印刷会社でデザイン等の仕事をしていました。 

独立後、拠点をギャラリー的なスペースにしたいと考えていました。そして今の雑貨屋に至っているって感じですかね。

 

 

-納得できます!お店に入った瞬間から、内装や商品の陳列など、雰囲気がギャラリー的だったんです。

だから、この空間で商品を見ているだけで、こんなにも落ちつけて、素敵な感じがしていたんですね。

商品はどういった物を扱っているのですか?

 

 

(二木)野田琺瑯や高田耕造商店、中川政七商店といった、生活雑貨を主に取り扱っています。

デザイン性もですが、やはり、実際の使い心地や性能の良さもお薦めできるところかと思います。

 

 

-そうですよね。ここから拝見しても、見た目はどれも素敵な感じですが、実際使ってみて不便だったら悲しいですもの(笑)

 

 

(二木)そうですね。うちのお客様は7、8割が女性の方で、キッチン用品や生活・暮しの雑貨を扱っていますので、

実際女性が使いやすく、それでいてキッチンに置いておきたくなるような物を揃えています。

実際使っていただき、「購入して良かった!」とか「使いやすい。」っていうお声を聞くと、本当に嬉しいです。

 

 

-話は変わりますが…開業されて、良かったことや大変だったことなど教えていただけますか?

 

 

(二木)当たり前なことですが、良いも悪いもすべてが自己責任ってことですかね。

新たな商品で納得できる物を仕入ることも大変ですが、体調を崩しお店を閉めれば売上がなくなるのも当然です。

でも、実際納得できる良い商品を仕入れ、お客様に喜んでいただけるという喜びも感じられる。

ある程度自由も効きますし、県外のイベントに一緒に参加したりと、家族との時間を作ることも増えました。

 

 

-では、今後の展望や夢をお聞かせください。

 

 

(二木)なんとか5年継続できたので、長く続けていくことですかね。

もちろん、良い商品を多く使っていただきたいですし、県外からもお客様がいらっしゃいます。

なので、いろんな人と会いたいですね。楽しみながら、少しずつ…。

自分が楽しくなければ続かないですし…なるべく辛いことはやらない方針で(笑)

 

 

-大事ですね。やっぱり楽しみながらっていうのが、長続きするコツですもの。私も社会に出ても、一つの教訓として、胸に留めておきたいと思います。最後に、お薦めの商品を教えていただけますか?

 

 

(二木)そうですね~。「ゑびやのおだし」とかはどうですか!そろそろお鍋の季節ですし、三種類のだしパックで、使いやすいと思いますよ。

もちろん美味しいですし。

 

三重の伊勢の商品ですね。http://www.ise-ebiya.com/

 

 

-食器や料理用品もですが、食材もこだわっている感じがします!

本日はありがとうございました。

 

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2018.12.03【特集】くらしくふくいコラボ企画 × 学生による「福井で活きる素敵なお店取材!!」第一弾!

本日は、くらしくふくいに何度か登場していただいている、きものもたはんの酒井康輔さんに改めてお話を伺いたいと思います!

 

 

 

 

-4代目とお聞きしました。代々家業を受け継いでおられるわけですが、酒井さんは、幼いころからご実家を継ごうと考えておられたのですか?

 

 

(酒井)いやあ、実は継ぐ気はありませんでした(笑) 就活に際して、銀行への就職を考えていて、内定も頂いておりました。ただ、思い立って全国チェーンの大手呉服店への就職の道を選びました。

 

 

-?!正直意外でした?! 最初は別の業種を選んでいたんですね。

 

 

(酒井)けれど、実家が呉服屋ですし、長男として将来の道を残しておきたいって気持ちが出てきまして、気づいたら就活サイトで「呉服屋」を検索していました。優柔不断なもので…(笑)

それに、実家が着物屋なのに、その仕事をあまり分かっていないことに気付きました。それで、「呉服屋がどんなものか知ろう」と自分から呉服業界を選んで進もうと考えましたね。

 

 

-呉服の世界に飛び込んでみて、いかがでしたか?

 

 

(酒井)お客様も良い方たちばかりでしたし、仕事をするうちに、着物ってかわいいなあ!こういう仕事ならやっていきたいなあ。と思うようになってきたんです。僕、かわいいものが好きなんですよね(笑)

 

 

 

 

-(そうおっしゃっている酒井さんがカワイイ…)

そうしてご実家を継ぐことになるのですね。

 

 

(酒井)はい。結婚を考えるタイミングで福井に帰ってきました。

帰ってきて地元の友人に会ったとき、みんな「福井には何もないよね。」と言っていたんです。

それがとても寂しく感じました。と同時に、福井のことをあまり知らないからそう思うのだろうなあと思いました。

 

 

-確かに…。 福井にもきっと見るといいところがいっぱいあるはずなのに、私も「福井は何もない。」って言いがちです。

 

 

(酒井)僕はね、「福井は何もない。」そういうイメージをひとつひとつ変えていきたいです。

考え方が変わらない限り、その人も地域も変わらないと思うんです。

そういう、“変わらない” を “変える”ために、「発信」し続けることが大事だと思っています。

 

 

-かーーーっこいいですね! 具体的に何をされていますか?

 

 

(酒井)今は、まちづくりに積極的に参加しています。 

例えば、今年の夏には中央公園での「できるフェス」というイベントに参加しました。

行政に頼らず、民間だけで、自分たちでできることをやってみよう!という意味で「できるフェス」です。

準備は正直大変ですが、訪れる方々が喜んでくださる姿を間近で見られたり、終わった時に大きな達成感があり、とても楽しかったです。

https://www.facebook.com/dekirufes/

 

 

-福井でそんなイベントがあったなんて知りませんでした。それに、そういったまちづくりに着物屋さんが参加しているのも驚きです。

“何もない“とよくいじられる福井に、新しい何かが生まれるイベントになるし、様々な人が参加することで、新しい輪が生まれるきっかけにもなりそうですね。福井でこんなにワクワクすることが企画されているのも嬉しいし、まちづくりを通して着物が浸透していったら素敵ですね。

 

 

(酒井)そうですね。着物の固定観念って、とてもたくさんあります。謎の部分がすごく多いです。

例えば、「着方が分からない!」とか、「お手入れってどうしたらいいの?」とか、

僕はそういう“イメージ”があまり好きじゃなくて…だからそれを、ひとつひとつ分かり易くしていきたいですね。

 

 

 

 

-言われてみれば、私もそういう考えを多少は持っています。

着物屋さんって敷居高いなあとか、入るからには買うこと前提なんだろうな、とか、思ってしまいます。

 

 

(酒井)でもそれを言うなら、洋服屋さんに入って、何も買わずに出てくることってありますよね?

 

 

-あります!よくあります。

 

 

(酒井)呉服屋さんもそうあるべきだし、気軽に入って見れるお店が福井にもっと増えるといいと思っています。

 

 

-その発想は新鮮でした。もともと着物って、私にとっては憧れの存在ですが、そうなっていったら、もっと親しみやすくなると思います。

 

 

(酒井)僕が以前仕事をしていた大阪では、日常的にカジュアルな着物を着ている人が多かったです。

僕自身も、着物や浴衣を着てお酒を呑みに行く友達がいました。

福井では、まだまだ着物を着て出かける人って少ないですよね。僕は着物でエルパでもバーでもどこでもいけるけど、普通の人はそうはいきません。

あっ!ここに同席されているくらしくふくい担当者のUさんとも浴衣で一緒に飲みに行きましたよ(笑)

 

 

-え!!(笑)

 

 

 

 

(酒井)今、個人で着物を着る人や着たいと思っている人が増えています。

ネットで着物が買えるようになって、リサイクルの着物だとかなり安く買えるので、着物を手に入れやすくなったおかげもあります。ただ、着方やお手入れの仕方が分からなくて、うちのお店での着方教室や、お手入れの相談などを利用して下さいます。

僕は、ネットの時代だからこそ着物を楽しんでくれる方同士の“リアルな繋がり”を福井で増やしていきたいし、「きものもたはん」がそういう繋がりを生む場所になっていけば嬉しいです。

 

 

-本日は、着物愛、福井愛に溢れる酒井さんに素敵なお話しを聞かせていただきました。楽しい時間、ありがとうございました。

 

 

 

http://www.motahan.jp/

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