ブライダルアイテム専門店「UPLAN（ユープラン）」の市橋です！
母も妻も社長もしながら女性としての時間も楽しむ市橋のブログ、第2回は「デザインの原点にいた人」。
私をこの道に導いてくれた恩師のお話です。
お客様の席次表を作成していると、たまに『肩書き』に『新郎新婦の恩師』という方がいらっしゃいます。
そんな『恩師』の文字を見るたびに私にも2名、ふと思い出す先生がいます。
15歳～20歳まで通っていた絵画教室の先生。
当時高校1年の私はその時点で進学は美大と決めていたので、デッサンと油絵を習いに行っていました。
途中受験が近づく中、恩師は言いました。
『これからの時代、デザインをしたくて美大を目指すのなら、グラフィック、要は「Macintosh」という機械を教えてもらえる所に行きなさい。必ず近道になるから」と。。。
なぜか素直に聞いたんですよね。その言葉…。県外に出なくても県内にありました。
（その恩師のゆうこと聞いてなかったら～わたしは今頃、何をしてたんだろ？ちょっと絵が上手いくらいの主婦かな？）
そして25年ほど前、女子短期大学デザイン科入学。そこで、もう一人の恩師と出会います。
デッサンはもちろん、デザインの基礎知識、色彩学も服飾、プロダクトにテキスタイル、陶芸等々。
2年間でガッツリ4年分を学ぶというデザイン科。きびすぃ～女子短大です～
そこで、あえての難関『グラフィック』を専攻しました。
当時、何って…その…グラフィックの授業が一番多いのに一番嫌いだった（笑）
だって…当時のMacintoshって日本語版などなく、エラーもファイルも全て英語。。。ふぃ～
好きになるわけないやん。。。泣。
卒業して、もう何年だろ。。。私は毎年、このDMを待ち遠しく待っております。
当時のグラフィックマシーンからIT化が進み、ここ数年の学生の卒業制作はクオリティが高い！高い！！！
リクルートも兼ね、そして恩師に年に一度会うために足を運んでいました。
今年もそんな季節。。。ふと、20年以上前を振り返る時。
しかも、今でこそ（なかなか勉強家で分析屋wの私ですが）当時は～～それはそれは、どもならん女子大生。
アムラー（笑）でしたので、厚底ロングブーツを履いて完成！がその日のファッションでしょ！！
校内は土禁だったんで…ロングブーツを履いたまま内ズック履いて、怒られて（笑）
また別の日はファッションの系統を変えたんです！とエンジニアブーツを履いたまま内ズックで凝りない奴だとまた怒られて（笑）
卒業用の課題が仕上がらない私のために、友達が買い出し！放課後に教室のストーブでキムチ鍋作ってビール飲んでたのバレて怒られて（笑）
夜は大事なコンパがあるんです！と言ってホットカーラー頭に付けて授業を受けて怒られて（笑）
退屈でデザインと関係ない授業はほぼ代返。苦手な建築パースの授業では、出来る女史に書いてもらい、お金払ったのバレて怒られて（笑）
もぅねぇ～誰にも言わなかっただけで、封印しまくりの遊びほーけてた短大時代でした。
そうですよ。もちろん卒業危なかったです。クラスで私ただ一人。卒業保留の刑が処さりました。
卒業製作展に全て揃ってなければ卒業させん！！
ぎゃっふーーんんんん！！！ケツが決まって本気を出した残り一週間（ほぼ徹夜）笑
ケツが決まらないとやらない・・今のスタンスの基本ベースはもうこの頃からだったようです。
いつもタバコとコーヒーの香りがした先生。派手に怒られたけど、カーラー巻きたいなら私の研究室で巻きなさい！笑。
ゆうてくれた先生。
あれから22年。いつの頃だったろうか！先生、私、独立したんですよ。
もちろんデザインがベースの仕事です。と報告しに行ったのは。。。
『たいがいクラスで一番どーしょもない奴が面白い未来を築いていくからな、いつか、こんな日がくると分かっていたよ』
そう言ってくれたのを忘れません。
〜
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