栄養素の話です。
ビタミンACEってご存知ですか?
ビタミンは身体の調子を整えてくれる作用があるんですけど、
なかでもビタミンA、C、Eはお互いを助け合う、相乗効果があるんです。
ビタミンAは粘膜を作るので風邪やウイルスを予防してくれます。
ビタミンCは肌荒れなど身体の壊れた部分を修復してくれます。
ビタミンEは強い抗酸化作用があり、身体の老化を防いでくれます。
この3種類のビタミンを同時にとることで、身体の中で連携しあい、
それぞれの仕事が効率的に行われるようになるのです。
その結果、それぞれの効果が増幅するんです。
では、このビタミン3種は、どこからとれるのでしょう?
そうですね。八百屋さんが書いてる記事なので、
だいたい野菜からとれるんでしょ? って思っている方、正解です。
ビタミンAは、にんじんやカボチャなど、カラフルな緑黄色野菜から摂取できます。
またこの色素を持つ野菜はβカロテンを保有しています。
このβカロテンは、必要な分だけビタミンAに変換してくれます。
ビタミンAは、野菜以外にもさまざまな食品に含まれており、
食生活やサプリによっては、むしろ過剰気味になるビタミンなので、
こういうことろも野菜の嬉しいところですね。
ビタミンCは、ほうれん草や小松菜などの葉物野菜、じゃがいもやサツマイモなどイモ類。
ピーマンやトマトなどの果菜類、大根などの淡色野菜にも多く含まれています。
まあ、実はどんな野菜にも含まれているんです。
ビタミンCは人間だけでなく、植物にとっても必要な栄養素ですので。
そしてビタミンE。これが多少厄介なんです。
ゴマやナッツ、アボカドなどの、木の実に多く含まれているのですが、
食卓でナッツやアボカド、頻繁に出てこないですよね。
意識的にとろうとしないと、ビタミンEに関しては、取りきれないものなのです。
そんなビタミンEですが、実は、オリーブオイルに多く含まれているんです。
普段使うオイルを、オリーブオイルにするだけで、
ビタミンACEが効率よく摂取することが、できるようになるのです。
これはいいですね!
オリーブオイルは、お酢を加えるだけで簡単にドレッシングになってくれます。
ビタミンCは水と加熱に弱いので、なるべく生で食べたいところです。
そういう意味でも、オリーブオイルというのは野菜と相性がいいんですね。
もちろんサラダ以外にも、スープや炒め物などで、オリーブオイルは活躍します。
仕上げの香りづけに使ってもいいですし、炒め物用のオイルとしても
酸化しにくい性質があるので、優秀です。
カラフルな野菜たちと、オリーブオイルの出会い。
まさに、奇跡の組み合わせといっても、いいと思います!