こんにちは!あおほし食堂です。
福井県産のお野菜は、どんどん春野菜が旬を迎えています。
その中から今回は緑鮮やかなグリーンピースを使ったグリーンピースごはんのレシピを紹介します!
「グリーンピース」って実は野菜の名前ではないのです!
「えんどう」の豆のことなんですよ!
「えんどう」は成熟度によって呼び方が変わります。
実が小さく、さやが薄くてそのまま食べられる若いものを、「絹さや」や「さやえんどう」と呼びます。 そして徐々にさやがかたく食べられない状態になり、実がふっくら大きくなったものを「グリーンピース」と呼びます。
そこからさらに実が大きくかたく成熟したものを「えんどう豆」と呼びます。
「グリーンピース」と呼ばれる頃の豆は、さっと茹でると柔らかく甘くなるのが特徴です。
産地によって前後しますが、福井ではだいたい4月中旬ごろから数週間が旬の時期です! 冷凍ものや缶詰でも手軽に手に入りますが、やっぱり旬のものは味わいがまったく違います。
子どもの頃、給食で食べたグリーンピースごはんが青臭くて苦手だったという方も、このレシピならきっとおいしく感じられるはずです。
【グリーンピースごはんの作り方】
<材料> (米3合の場合の目安)
グリーンピース 鞘付きで10本ほど
塩 小さじ2
酒 大さじ1
<作り方>
①グリーンピースを鞘と豆に分ける。
※豆だけで売っている場合もありますが、鞘から出してしまうとどんどんかたくなります。
面倒でもなるべく鞘付きのものを買いましょう。鞘からもいい出汁が出ます♪
※写真のようにスジがあるほうを上に向け、両端を親指で押さえるとパキっと開きます。
②分けた鞘と豆は別々のざるに入れ、さっと水洗いする。
特に鞘のほうはこすり合わせるようにして丁寧に洗う。別々の鍋で塩茹でする。
③鞘を茹でたものは、茹で汁と鞘に分けて茹で汁だけを残しておく。
豆を茹でたものは、茹で汁に豆を浸けたまま冷ましておく。
※豆は乾燥や急激な温度変化によりシワシワでかたくなってしまいます。
茹で汁に浸したまま冷ますことでシワを防ぎ、柔らかく鮮やかな色を保つことができます。
④炊飯の準備をする。通常どおり米を研ぎ、水気を切り、ひたひたの水で30分ほど浸水しておく。
⑤米をざるにあげて軽く水気を切ったら、炊飯釜に入れる。
〈③〉で取り分けた鞘の茹で汁を通常の水加減まで入れる。
足りなかったら水を足して調整する。塩と酒を加え、炊飯する。
⑥炊き上がったら〈③〉の豆をのせて完成♪
※茹でた豆は柔らかいので、崩れそうな場合は無理にごはんに混ぜずにのせるだけでOK!
程よい塩加減のごはんに、さわやかな緑の香りがおいしい旬の味です♪
柔らかく甘いグリーンピースはお子さまも喜んで食べてくれるはずです!
豆ごはんは時間が経つと黒ずんでしまうという声をお聞きしますが、このレシピで解決しますよ♪
鞘付きの豆を見つけたらぜひ試してみてくださいね~!!
(この記事は、2019年4月に掲載された記事を転載しております)