自分で言うのもなんですが、うちのごはん、超美味しいんです。
妻が作っても美味しいし、私が作っても美味しいです。
二人して、「美味しいね」って毎日言い合ってます。
私も妻も、料理を習っていたとか、修行したとか、
そういうのは一切ありません。
とくに、妻は私と結婚するまで実家暮らしでして、
私と暮らしはじめて、本格的にお料理をはじめたぐらいです。
お料理に苦手意識まであります。
そんな妻ですが、美味しいごはんを作ります。
不思議でしょう??
高級な調味料とか、そういうのを使っているわけでもありません。
レシピもたまに見ますが、そんなにキッチリと作っているわけでもありません。
調味料の配分も、わりと大雑把です。
ちゃんと分量を守らなかったりします(笑)
そんな私と妻ですが、
実は、料理をつくる上で、一つだけ気を付けていることがあります。
それは、素材の味を活かす、ということです。
なんだか、プロっぽいことを言い出したぞ…
と思われるかもしれませんが、いやいや、そんなに構えないでください(笑)
素材の味を活かす、ということはつまり、逆に言えば、
「素材の味を殺さないように調理する!」
ということです。
たとえば
・甘いキャベツは甘みが抜けないよう、刻んでからは水に浸さない
・ほうれん草など葉野菜はシャキシャキさせたいので、ゆですぎない
・ホクホクじゃがいもは、水が出るものと一緒に調理しない
・野菜は塩を振ると水が出るので、炒めて余計な水分を飛ばした後に塩を振る
・ネギなどの香味野菜は香りを活かすため、出来上がる寸前に加える
・レタスをサラダにする場合、シャキシャキした新鮮なものを使う
などです。
新鮮なレタスを使ったサラダは美味しいに決まっていますし、
ホクホクのじゃがいも、甘いキャベツ、シャキシャキのほうれん草など、
野菜そのものが美味しければ、味付けがたとえ適当であっても、
美味しく食べることができます。
当たり前といえば当たり前ですね。
このように、素材の美味しさを最大限に活かしてやれば、
美味しいご飯が簡単に作ることができるのです。
でもこれは、野菜の特性……つまり、野菜の知識がある程度ないと
難しいことかもしれません。
逆にいえば、野菜の特性さえ一度理解してしまえば、
多種多様な、どんな料理でも、どんなレシピでも、
対応することができるようになるんです。
料理上手の近道は、
野菜の特性を知って、美味しさを最大限生かす調理をしてあげること。
これが大事だと、八百屋的には思っています。