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【特集】くらしくふくいコラボ企画 × 学生による「福井で活きる素敵なお店取材!!」第五弾!

本日は、くらしくふくいにも登場いただいています八重巻酒店・店主の竹内重人さんにお話を伺いたいと思います!

 

 

-まず、くらしくふくいでの記事を拝見しましたが、創業明治23年、128年目ということに単純に驚きました!凄いですね!

 

(竹内)いえいえ。 なんとか途絶えることなくやってきましたが、地元のお客様がご贔屓にしてくださったお陰です(笑) でも、お店の在り方は大きく変わってきていますよ。

 

-?! どういうことでしょう?

 

(竹内)父親の代までは、この店中が、ズラ~っと商品で埋め尽くされていました。 今はショーケースに地酒をメインで陳列していますが、 かつては、様々な銘柄の日本酒や焼酎・ビールなどが積まれていました。 今は、蔵元を絞って、特定の商品に特化して販売を行っています。

 

-?! どういうことでしょう?(笑)

 

(竹内)悲しいかな、実際、お酒を飲む方は減少しています。 量販店さんのように、大量に仕入れて在庫を抱え、ビールを山積みして低価格で販売するようなことは、 今の、うちでは出来ません。量販店さんには敵いませんから…(苦笑) もちろん敵わないからって、逃げているわけではありません。 いいお酒を!私だからこそ伝えられるお酒を届けているんです!

 

-?! なんだかカッコイイです! 詳しく教えてください。  

 

 

(竹内)はい!(笑) 今、うちは福井の黒龍さんや新潟の久保田というお酒を主に取り扱っています。 そして、この久保田というお酒を造っている「朝日酒造」との出会いが、 今のお店の在り方の転機だったと思います。 この朝日酒造では「久保田塾」という蔵元主催の勉強会を行っており、 そこで、高品質の酒造りや日本酒の知識、蔵元・販売店の在り方など多くのことを学び、 大きな影響を与えてくれました。   実際、この朝日酒造は、取引酒屋(販売店)を選びます。 販売店の売り方や人柄、地域性なども考慮されるんです。 蔵元と販売店が結婚するって感じです。永続的に付き合っていくためです。

 

 -全然知りませんでした。 蔵元としては多くの販売店に卸した方が沢山売れて、良いのかと…?

 

(竹内)確かに、多くの販売店に卸した方が、お客様にとってはいろんなお店で買えて楽ですよね。 でも、販売店の中には、ただお酒を置いているだけで、その蔵元のこともよく知らず、 売れなくなればすぐ仕入れをやめればいい。なんて考えのところも…。  それって結局、蔵元も販売店もお客様も繋がっていないし、悲しい結末ですよね。   もちろん久保田だけでなく、今取り扱っている銘柄は、しっかり自分の目で見て判断し、 良いお酒を、良い蔵元を選んでいます。  

 

 

(竹内)ただ、昔は、私自身背伸びしていた時期もありました。 知識をひけらかすような感じや押しつけがましい感じもあったことも(苦笑) でも今は、身の丈でお客様と接するようにしています。 お客様に合ったお酒の楽しみ方をお伝え出来たらと思っています。 そして、やっぱり、この森田という地域に育ててもらいましたので、 森田に密着していきたいと常々考えています。 自分の店だけでなく、森田地区自体が盛り上がるイベントを開催するお手伝いをさせてもらっています。 「もりたシャルソン」というイベントを企画・運営したりするなど、 もっともっと森田が賑わえばうれしいかなと思っていますね。 https://www.facebook.com/MoritaCialthon/

 

-熱く、楽しい、人柄が、本当に素敵ですね。 そして、きっとその竹内さんの魅力が、今ある八重巻酒店の魅力なのかなとも感じました。

 

(竹内)お恥ずかしいです。でも本当に、この森田に根付いて、 もっとお酒の楽しみ方や魅力を伝えていけたらなと思っています。 もちろん、くらしくふくいさんでも発信していけたら…です(笑々)

 

-本日は、八重巻酒店さんに、お酒の魅力だけでなく、地元の森田愛の熱いお話しもお聞きできて、とても楽しかったです。 やはり、竹内さんの素敵な人柄が、人を惹きつけているのかなと思いました。 本日はありがとうございました。  

 

 

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