どうも。八百屋テクテクです。
本日は、いつにもまして、アナタの野菜ライフに役に立つであろうお話をします。
みなさんは、高い野菜、果物を買って、
「あれ? あんまり美味しくない……?」
っていう経験をされたこと、ありませんか?
せっかく大金払って買った梨が、甘くない!
キャベツ高いときに買ってみたけど、いつもより美味しくない!
さといも、こんな量でこの値段!? しかも半分腐ってる!
ながく野菜、果物とお付き合いしていると、こういう場面に出くわすこと、少なからずあると思います。
野菜は、ほかの食品とは違って、高ければ高いほど美味しい、は通用しない食品なのです。
いや~、とても面白いですね。
そんな面白がってないで、安くて美味しい野菜を見分ける方法を早く教えてくれよって?
かしこまりました。今日はそういうコラムですからね。
野菜や果物の価値というのは、美味しさで決まっているわけではありません。
より正確にいえば、価格は、美味しさより、別の影響を受けることが大きいのです。
その別の影響というのは、相場です。
野菜、果物の価格というのは、相場で決まっています。
松茸は、ブナシメジの100倍の値段がします。
でも松茸は、ブナシメジの100倍美味しいわけではありません。
でも、松茸は、ブナシメジの100倍、希少価値があります。
だから松茸は、ブナシメジの100倍の値段がするのです。
はしりの商品というものがあります。初物というやつです。
梨の旬は秋ですが、早いものですと、初夏にはもうスーパーさんに並んでいます。
この初物は、年々早くなっています。
春先に旬を迎えるイチゴが11月には並んでいたり、スイカが冬にあったり。
季節が真逆なので、もはや初物なのか何なのか、よくわからなくなっていますね。
なんで、こんな時期に作るのか。
それは、希少価値が高いので、高く売れるからです。ウハウハだからです。
とはいえ。
この構造からわかるように、希少価値は、そのものの美味しさを保証してくれるものではありません。
気候的に、真冬のスイカよりも、夏場のスイカのほうが美味しいに決まっています。
梨も、夏にちゃんと太陽に当たった果実のほうが、甘みを蓄えて美味しくなるのです。
言い換えれば、旬を迎えて、たくさん流通している時期こそ、
安くて美味しい野菜、果物が手に入るのです。
ここでもまた、旬の意識というものが必要になってくるわけなのですね。
旬を意識していけば、先に挙げた失敗談に遭遇することが、ほとんどなくなるはずです。
安くて美味しい野菜、果物を食べたい。手に入れたい。
そういう方ほど、旬を意識していきましょう!
ちなみに、八百屋テクテクのSNS(ツイッター、フェイスブック、インスタグラム)では、
その時期に本当に美味しい旬のものをピックアップしています。
旬を知りたい方は、ぜひ八百屋テクテクで検索して、参考にしてみてくださいね!
マツタケ安いのはないのかって……?
マツタケは、すいません……
旬だろうがなんだろうが、どこをどう探しても、高いです……。