福井県は共働き率が高く、働くお母さんがたくさんいますね。
日本ではまだまだ3歳児神話の考え方も根強く、お子さんを保育園に預けて働くお母さんの中には、周りの人から「まだ小さいのにかわいそう・・・。」なんて言われて落ち込んだことがある方もいらっしゃるかもしれません。
私も泣いて縋る我が子を振り切るように出勤した日なんかは、自分はこれで正しいのか分からず「かわいそう」の言葉を思い出しては涙が出ることもありました。
残業なんかしちゃうと、1人で待っている我が子の姿を想像しては胸が締め付けられて苦しくなったり・・・。
職場復帰直後の私は、本当に毎日が辛かったです。
全く余裕がありませんでした。
ひょっとしたら、今まさにそんな状況のお母さんもいるかもしれませんね。
でも実は、3歳未満のお子さんを養育する場合、申し出ることによって所定外労働を制限するといった制度だったり、同じく3歳未満のお子さんを養育する場合、申し出ることによって勤務時間を短縮できる制度があったりなど、産前産後休業や育児休業だけではなく、職場復帰してからも利用できる制度がたくさんあります。
お勤めの会社によって運用方法は異なりますので、一度、育児介護休業規程なんかをじっくり読んでみるといいかもしれません。(意外と面白いですよ。)
無理だと思っても、すぐに退職を考えるのではなく、そういった制度を利用しながらお仕事を続ける方法もあるのかなと思います。
辛くて下ばかり見てしまう時期もあるかもしれませんが、色々な制度を利用しながら、助けてもらいながら、「あの時は大変だったけど、おかげで助かりました!!」って笑って言える時が来たら素晴らしいなと思います。
そして制度利用の経験者として、次の人にアドバイスする事でお母さんも働きやすい職場環境ができていくのかなと思います。
シナジー経営株式会社 北出経営労務事務所