【くらしコラム】新型コロナウイルス、お金などの公的生活支援

（令和2年4月29日現在）

こんにちは。行政書士まきオフィスの小川です。
新型コロナウイルス流行で、せっかくのGWも会いたい人、行きたいところにいけず･･･。
でも、これをきっかけに、遠くに住んでいる友達とオンラインランチをしたり、
ストリーミングサービスで今まで観れなかった映画をみたり。
いつもと違った毎日を過ごしています。

でも、健康だけではなくお金のことも心配。

ここに来て、公的にもいろいろな支援制度（十分とは言えないかもしれませんが）、
出てきています。
県のマスク購入券配布は全国でも話題になりました。

行政の手続きにもお仕事で関わる者として、4月29日現在のものをまとめてみました。
（今後も変更や、新たな制度が設けられる可能性があります）

〇国民全員に国からの給付金！

10万円の給付金。新型コロナウイルス特別定額給付金（仮称）。
5月に入ってお住まいの市や町から各世帯に申請書が送付される予定です。
マイナンバーカードを持っている方は「ぴったりサービス」でオンライン申請もできます。

【ぴったりサービスHP】
https://app.oss.myna.go.jp/Application/search

〇県が配るマスク購入券

配布が始まって、指定販売店のゲンキー各店では現時点では売り切れも。
でも、県は「全員にマスクをお渡しできます」と力強く伝えています。
慌てないで。

〇福井県内の市町独自の給付金などもあります

子供一人につき１万～６万円までの給付や、地域で使える商品券や割引券などの配布、
特定の業種の方への給付、中小企業の給付など。
福井市は市出身の県外学生に無償でマスクと特産品を贈る、との制度もあります。
お住まいの市町のHPで確認するか、役所にお問い合わせください

【福井県内の市町HP】
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/toukei-jouhou/shimachi_list.html

〇緊急に困っている方

新型コロナウイルス感染症拡大等の影響により収入減少があった世帯に対する、
特別の小口の貸付があります。
貸付が可能な方の条件はありますが、無担保無保証です。
いつもの生活福祉資金貸付の条件を緩め、手続きも従来より早くしてくださるそうです。
問合せは市や町の社会福祉協議会です。

【福井県内の社会福祉協議会の一覧】
http://www.f-shakyo.or.jp/static/00000002/000/00003815.html

〇小学校の休校のためにお仕事を休んだお母さん。

会社員なら特別の有給休暇を取得させた事業者さんに、
1日8,330円まで助成があります。
フリーランスなら、契約した仕事をできなかったことについて、
1日4,100円までの助成があります。
その他、小学校休校のためにお仕事ができなかった事についても相談できます。

厚生労働省のコールセンター（学校等休業助成金・支援金等相談コールセンター）
0120-60-3999にお問い合わせを。（9時～21時毎日対応）

〇生活にかかるお金について

あまり知られていませんが…
電気代、ガス代、水道代、携帯電話代、生命保険や損害保険、税金などについて、
電力会社、ガス会社などそれぞれの会社や納税課などにご相談すれば、
支払い猶予等が可能な場合があります。
支払いで困っている場合はご相談を。

〇その他、詐欺商法などでお困りの方

新型コロナウイルスに関連する詐欺、悪質商法も現れているようです。
消費生活センターにまずはご相談してみるのがいいと思います。

【福井県の消費生活センター一覧】
http://www.kokusen.go.jp/map/ncac_map18.html

ホテル、イベント、結婚式、旅行などのキャンセル料でお困りの方もいるようです。
基本的には約款、契約書によります。
約款に記載があったとしても、
消費者契約法で「平均的損害を超える場合」は無効とされていますが、平均的損害が何か、
で揉める場合が（その証明が消費者であるお客さん側にあるとされています）。
消費生活センターに相談してみるのも手ですが、難しいケースも多いです。